札幌駅総合開発株式会社

アートボックス

ART BOX in JR TOWER

アートボックスとは?

JRタワーでは、コンコース、モール、駐車場、店舗などさまざまな場所に多彩なアートが共演しています。
JRタワーアートプロジェクトでは、北海道のアーティストたちに新たな発表の場を提供することを目的に、JRタワー1階東コンコースに「アートボックス」を設置いたしました。
2009年度からは、一般公募した作品の中から優秀賞に選ばれた作品を3カ月ごとに展示しています。
今年度、第1回目の作品展示は、磯崎道佳「笑う鏡 smile in the mirror」です。
磯崎は、作品を制作する参加型のプロジェクトを精力的に展開し、その特徴は子どもの遊びや発想にヒントを得たところにあり、子どもを対象としたパフォーマンスやワークショップも国内外で数多く実施しており、それぞれの持つ技術を活かし、作品を発表しています。
今回の作品は、自信が求めている「笑顔」というテーマに迫ります。笑顔が持つ役割について、作品を通じて考えていただきたいという思いから作品を作り続けています。この機会にぜひご覧ください。

展示期間
2014年6月1日(日)~2014年8月31日(日)
場所
JRタワー1階 東コンコース

笑う鏡 smile in the mirror

(作家コメント)
朝の鏡には、誰に向けるでもない個人的な微笑みが刻印されています。
この場所を通るほとんどの人が、毎朝、鏡に映る自分の顔と儀式のように対面しています。女性は化粧をし、男性はヒゲを剃る。鏡に映るその姿は他者と共有することはありません。家族や愛する人にでさえ見せることがない無防備な自分だけの姿/顔の確認作業です。
震災と原発事故以降、「笑顔」の社会における機能について考えています。
特に子どもたちにとって笑うことは大切です。でも、彼らの笑顔を一番必要としているのは誰なのでしょう。 笑うことが難しくなったと感じる今、あらためて笑顔の役割、機能について考えています。


磯崎道佳(いそざきみちよし) (2014年6月現在)

略 歴
1968年水戸市生まれ。様々な表現形態を用い、誰もが持つ好奇心を引き出すことで、
新しい視点を発見する場を制作している。
主なプロジェクトに、面識のない者同士による手紙の交換を目的とした「パラシュートとマキオ」。
参加者と巨大バルーンを制作する「ドーム/DOMEプロジェクト」。
雑巾で等身大の動物を制作する「ぞうきんぞうプロジェクト」、「モップの生活/Life of Mop」、
「笑う机 - smile on the desk」など。
現在北海道ニセコ町在住。


主な展覧会
2014年 北の脈 -North Line-/500m美術館(札幌)
2013年 大地を包む-繊維からの再考/越後妻有里山現代美術館[キナーレ](新潟)
2012年 笑う机 - smile on the desk/ARCUS project(茨城県守谷市)
2011年 新・港村 / 新港ピア(BankART1929)(横浜)
      アートから出て、アートに出よ 美術館が消える9日間/北海道立近代美術館
2009年 むこうのさくら(2008年から継続)/佐倉市立美術館、北海道士幌町
2007年 笑い展:現代アートにみる「おかしみ」の事情/森美術館(東京)
2006年 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006(2003、2000)(新潟)
2004年 第2回府中ビエンナーレ−来るべき世界に/府中市美術館(東京)
2002年 Listening to New Voices/P.S.1Contemporary Art Center(NY)