惑星音楽の魅力をストリーミング|Sound

展望室には、JRタワー1周年を期に特別な音の演出が施されています。それは、6階エントランスからチケット売り場、シャトル・エレベーター、38階展望室へと続くトータルな音の流れです。

展望室で聞く惑星音楽

地上160mの展望室では、美しい札幌の街とどこまでも続く北海道の大地、更には宇宙につながる大きな空を見渡すことが出来ます。この展望室に、「惑星音階」と呼ばれる特別な音階から作られた音楽を導入しています。

「惑星音階」とは、太陽系の星の位置や動きを音の高さに置き換えて説明できると考えた古いヨーロッパの思想家や科学者たち(ピタゴラスやプリニウス、ケプラー)が見出した音階です。火星や金星、太陽や月に、その位置や動きに応じて固有の音程が割り当てられていくつかの音階が発表されています。

展望室で聞く惑星音楽展望室の音楽は、こうした惑星音階をベースに制作されました。現在のドレミファソラシドの音階から作られた曲とは趣の違う、より大らかでちょっと不思議な響きを持ったサウンドです。また、数分のうちに起承転結があって終わる普通の曲とは違い、ゆるやかに変化しながらどこまでも広がって行く始まりも終わりもない音楽です。

宇宙に調和を感じ、そこに音楽を連想した古代の人々の夢やロマンとつながりたいとの思いで作られました。

音のプログラム

展望室の音楽は、場所と時間でプログラムされています。
6階エントランス、シャトル・エレーベーター、38階展望室に、それぞれ異なる音楽が流れています。特に38階展望室では、昼と夜に違った気分の音楽で皆様をお迎えします。昼夜の切替時間は季節により変化します。

曲名について

今回の展望室の音楽は、全体を一つの大きな交響曲的なもの捉えトータル名と各楽章タイトルを付けました。
[MUSIC FOR AN OBSERVATORY] ~SYMPHONIC SCENES(交響的情景)

1)
PRELUDE~SOUND FACADE(サウンド・ファサード)… 6階エントランスの音楽
2)
INTERLUDE~DUO(デュオ)… シャトル・エレベーターの音楽
3)
ROMANCE~LIGHT AND SHADOWS(光と影の音楽)… 38階展望室・昼の音楽
4)
PASSACAGLIA~A STARRY NIGHT(月と星々の夜)… 38階展望室・夜の音楽

惑星音楽の一例

サウンド・デザイン制作者プロフィール

野川 和夫
建築空間の音による環境演出、音楽プロデュース、放送やCD、DVD、プラネタリウムなど様々なメディアの音演出を行う。
これまでの主な仕事
  • リビング・デザイン・センターOZONEのサウンド・デザイン
  • 国立科学博物館新館のサウンド・デザイン
  • 阿寒湖畔エコ・ミュージアム・センターのサウンド・デザイン
  • CD「屋久島~水の時」、CD-ROM「月光浴」、DVD「虹大陸」などのサウンド・プロデュース
  • 環境省竹富島ゆがふ館のサウンド・デザイン
星野 精一
北海道立札幌南高等学校卒業後、東京芸術大学音楽部作曲科、続いてジュリアード音楽院大学院卒業。ニューヨークを拠点として、ジャズグループ「Hesterian Musicism」、ロックグループ「G.T.R.」のキーボード、また、モダンダンスグループ「The Yard」専属作曲家などとして活躍。1991年帰国。
主な作品&編曲
  • ピアノと管弦楽のためのラプソディー(東京文化会館)
  • ダンス・ピース"The Ceremony in Sand"(96th Street Y)
  • A Rhapsodic Movement(The American New Music Consortium)
  • TV「RED」「愛しきものへ」「永遠の君へ」(CX系)(弦楽器用編曲)
  • 「明日があるさムービー」(弦楽器用編曲)

各イベント内容及びスケジュールは予定です。詳しくはトピックスをご確認ください。トピックス一覧へ

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