札幌駅総合開発株式会社は、ＪＲタワー開業以来「ＪＲタワーアートプロジェクト」を展開しています。
「アートボックス｣は、その一環として、北海道のアーティストたちに新たな発表の場を提供することを目的に、2008年からJRタワー1階東コンコースに設置した展示スペースです。
公募作品から選定された優秀作品を、順次展示して参ります。
　今年度、第3回目の作品展示は、経塚真代「見ているのか 見られているのか」です。
　経塚氏は、木粉粘土で造形し、アクリル絵具や岩絵具で着色した独自の少女像を制作。自身の心の奥底に横たわるさまざまな感情を、物憂げでアンバランスな体型の少女たちに託して表現しています。
　本作は「見る側と作品との間におこる意識・無意識の反転感覚」を感じてもらう事によって、作品を通して客観的に自分を見つめるということを目的として制作した作品です。忙しい毎日の中で自分という一人の人間と向き合う事を忘れてしまっている様な人たちに見ていただきたい作品です。ぜひこの機会にご覧ください。