札幌駅総合開発株式会社

アートボックス

ART BOX in JR TOWER

アートボックスとは?

 札幌駅総合開発株式会社は、JRタワー開業以来「JRタワーアートプロジェクト」を展開しています。「アートボックス」は、その一環として、北海道のアーティストたちに新たな発表の場を提供することを目的に、2008年からJRタワー1階東コンコースに設置した展示スペースです。公募作品から選定された優秀作品を、順次展示しています。
 今年度、第3回目の展示は、朴炫貞(パク・ ヒョンジョン)「フォトスポット」です。
 朴は、「写真を撮る」と言う行為について改めて問い直すため、ボックス内にフォトスポットを制作し、お客様の積極的な参加を促し、従来の写真撮影の目的と異なる体験を提供します。見慣れている場所での写真撮影を行うことで、そのことは特定の期間・場所における表現が蓄積された記録になり、普通の日常における特別な出来事を記録と表現を用いて自ら「つくる」ことを目指します。今後の活動が期待される朴炫貞の作品をこの機会にぜひご覧ください。
展示期間
2016年12月1日(木)~2017年2月28日(火)
場所
JRタワー1階 東コンコース

フォトスポット

(作家コメント)
モビールや光を通して常に変化するフレームの中から
自分自身が映り込む《偶然からの物語》と出会ったその「瞬間」を発見する。
そこに重なるように映り込むのは、撮影するときの瞬間を表わす日韓のオノマトペ
「パシャ」と「찰칵」。
その光の記憶が指定のウエブサイトにアップされることで、      
この空間は記録の場になると共に自分の表現の場ともなる。
わたしたちは「いま、ここ」で、「なに」を感じて写真を撮るのか、
そして撮られた写真をどのように見ているのか。
言葉やイメージに込められた形と音、撮る行為と写された画像、
両義性を表わすその意味との関係について考える。
応答するそこから普段見慣れた普通の場所が、
特別な「フォトスポット」となる。
(こちらのwebサイトに写真を投稿してください。▶www.photospot.work

朴炫貞(パク ・ ヒョンジョン) (2016年9月現在)

■略歴
1984年 ソウル生まれ
2009年 「So Far,So Near」汐留クリエターズコンペティション グランプリ
2012年 「SHUN Project」福島相馬市で行った子ども向け写真ワークショップ
2013年  武蔵野美術大学大学院博士課程卒業、造形博士
2013年 「映像、対話」武蔵野美術大学 g-Fai
2012~3年 「そら、ゆらゆら」gallery care of(東京)、空蜜(奈良)、in the paper(ソウル)
2015年~現在  北海道大学 科学技術コミュニケーション教育研究部門 CoSTEP 特任助教
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