アートボックス



アートボックスとは?

 アートボックスは、2009年度から公募優秀作品を順次展示してきましたが、今年度から、作品選定の公募型コンペティションと作家選定による指名型プロポーザルの二つの選考方式で各2期分ずつ(各展示期間3ヶ月)の展示となります。
 2019年度、第4回目の展示は、指名型プロポーザルで選定された、坂東史樹「昼と夜の曖昧な境界線(a vague boundary between night and day)」です。
 坂東は、坂東自身が夢で見た風景を精密な模型で復元し、そこに日常生活で経験する現実の社会を模型に加え夢と現実のあいまいな融合を創作しています。それらはまるで現実かのようなリアルな光景として精密に描写され、坂東自身のイメージを具現化しています。今回の作品は、模型自体に電飾を仕掛け配置するインスタレーションの作品を展示します。是非、この機会に坂東の精緻な模型をご覧ください。
 


展示期間:2020年3月1日(日)~2020年5月31日(日)

場所:JRタワー1階 東コンコース


昼と夜の曖昧な境界線

(作家コメント)
心象上の太陽は一生に一度だけ暮れる。
後は長い夜の海の航海なのかもしれない。
一度きりしかない昼と夜と、その間(はざま)を思う。

自身の人生を振り返った時、意識が主観から客観へと移行する思春期を境に「太陽が沈んだ」と感じることが度々ありました。
思春期以前の思い出す風景は、太陽が空高く強く輝いていますが、意識が移行する過程で夕焼けから深い夜へと変化しました。
特に、移行期の美しい「心象上の夕暮れ」は、強く心に残っています。
それは、これから「夜の海の航海」へと旅立つ前触れであり、予感・恐れ・期待に満ちた瞬間ではなかったか、と思います。
 


坂東 史樹(ばんどう ふみき(現代美術作家)) (2020年3月現在)

    ■略歴
    1963年 北海道浦河町生まれ
    1988年 創形美術学校卒業
    1995年 ユニバーシティ・オブ・ロンドン、ゴールドスミスカレッジ大学院卒業
    一貫して意識/無意識のはざまでの微かな実存を問いかける作品を制作。
    立体、平面、写真、インスタレーションなど、方法は多岐にわたる。
    近年は、写真撮影のために始めた模型それ自体をインスタレーションの素材として使用し発表している。
     

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