札幌駅総合開発株式会社

アートボックス

ART BOX in JR TOWER

アートボックスとは?

JRタワーでは、コンコース、モール、駐車場、店舗などさまざまな場所に多彩なアートが共演しています。
JRタワーアートプロジェクトでは、北海道のアーティストたちに新たな発表の場を提供することを目的に、JRタワー1階東コンコースに「アートボックス」を設置いたしました。
2009年度からは、一般公募した作品の中から優秀賞に選ばれた作品を3カ月ごとに展示しています。
2013年度の作品展示は、グランプリについては、該当者はいませんので、優秀賞3名の展示を行います。第3回目の展示作品は、森迫暁夫の「変返動植彩宇宙図(べんべんどうしょくさいうちゅうず)」です。
展示期間
2013年12月1日(日)~2014年2月28日(金)
場所
JRタワー1階 東コンコース

変返動植彩宇宙図(べんべんどうしょくさいうちゅうず)

生命はDNAによるリピートによって生まれます。
それは、埋め尽くすことを繰り返す私の版表現、あるいは人生と同じではないか。
そこからテーマが生まれました。
今回の作品は主に森を表現しています。
私の考える森とは日々の繰り返しの中から生まれるもの。
穂はやがて木となり、木は森を造り、森は山を造り、山はろ過機となって水を浄化して川に流し、川の水はまた汚されて海に還ってゆき、それが、また雲となり、雨となって木を育てる。
たったひとつの小さなモノゴトが世界を創ってゆく。
繰り返されつながって大きな世界を創ってゆく。
その「サイクル」から生まれでてくるものを感じていただけたらと思います。


■作家のコメント
僕は、非常勤講師の仕事をしながら、イラストレーターとしても働き、作家として活動しています。
作品は、シルクスクリーンという版画技法で制作しています。身近なトコロで説明すると、Tシャツのプリントと同じ技法です。
版画は同じカタチが簡単に複製できます。
僕は繰り返すことをひとつのテーマとしています。世の中はいろいろな繰り返しによってできているのだと思っています。
今回は鏡を使って無限につづく繰り返しをつくりました。 
絵は、自分の身近なモノを描いています。実際にいる生き物・・・いない生き物、いろんな事を考えて、感じた事を僕なりのお話に乗せて描いています。僕のお話の中に、なにか感じていただけると嬉しいです。

森迫暁夫(もりさこあきお) (2013年12月現在)

略 歴
1973年 長野県生まれ
1995年 道都大学デザイン学科卒業
2009年 倉敷芸術科学大学 芸術研究科修士課程修了

主な展覧会
2006年 「北の創造者Lovely展」(札幌芸術の森美術館)
2007年 「コロコロアートパレード」(札幌・JRタワー記念イベント)
2008年 「2008 VOCA展」(東京・上野の森美術館)
2009年 「零のゼロ展」(大分・アートプラザ)
2010年 「中庭住宅(分譲中)」(札幌芸術の森美術館)
2011年 「A Midsummer Night's Dream」(東京・ヒロミヨシイ六本木)
2012年 「アルタイルの庭」(札幌・プラニスホール)

受賞・その他
2013年 JRタワーARTBOX一般公募・優秀賞受賞